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整形外科コラム

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監修/あわ整形外科クリニック院長 阿波康成
整形外科専門医/骨粗鬆症認定/産前産後整形外科医
 

交通事故後は整形外科へ
受診のタイミング


 
このコラムで学べること
  • 交通事故後に整形外科受診が必要な理由
  • 症状が出るまでのタイムラグと遅延受診のリスク
  • 保険・診断書の観点からも受診が重要な理由
  • 受診の目安となる症状チェックリスト
交通事故後は「痛みがない」「軽い追突だった」と自己判断して受診を先延ばしにする方が少なくありません。しかし、むちうちや骨折などの損傷は事故直後に症状が出ないケースがあります。この記事では、交通事故後に整形外科を受診すべき理由と、受診が遅れることで起こりうるリスクについて詳しく解説します。

『大阪市西区の整形外科 あわ整形外科クリニック』

公開日2026年5月11日

交通事故後に整形外科受診する
理由と知っておくべきこと

交通事故後に「痛みがない」のは
本当に安全なのか?

交通事故直後は、アドレナリンの分泌によって痛みを感じにくくなることがあります。これは身体の防衛反応であり、実際には損傷が生じていても「何ともない」と感じてしまうケースが少なくありません。とくに追突事故では、衝撃を受けた直後はほとんど痛みを感じないにもかかわらず、翌日から数日後にかけて首や肩・腰の痛みが強くなることがよく見られます。
むちうち(頸椎捻挫)は代表的な遅延発症の損傷です。頸椎とは首の骨のことで、追突の際に頭部が急激に前後に揺れることで、靭帯や筋肉、椎間板などに負担がかかります。症状が出るまでに24〜72時間かかることもあるため、事故当日に「大丈夫」と判断して帰宅してしまうケースが後を絶ちません。
「症状が出てから行こう」という判断は、医療的にも法的にも不利になりやすいのが実情です。事故後は痛みの有無にかかわらず、早期に整形外科で状態を確認してもらうことが、その後の回復にも大きく影響します。

交通事故で整形外科が診る損傷には何があるのか?

整形外科は、骨・関節・筋肉・靭帯・神経など運動器全般を専門とする診療科です。交通事故によって生じやすい損傷の多くは、この運動器に集中しています。
代表的なものとして、まず「頸椎捻挫(むちうち)」があります。首の筋肉や靭帯への損傷で、首・肩・腕のだるさ・しびれ・頭痛などが続く場合があります。次に「腰椎捻挫」で、腰部への衝撃によって腰の筋肉や靭帯が損傷し、慢性腰痛につながることがあります。また、一見軽微に見える事故でも「肋骨骨折」や「手関節の骨折(舟状骨骨折など)」が生じていることがあり、レントゲンやMRIによる精密検査が必要です。
さらに、神経への影響も見逃せません。頸椎や腰椎の損傷が神経を圧迫すると、腕や脚へのしびれ・脱力感・感覚の異常が現れることがあります。こうした症状が後から出てくることもあるため、事故後の経過観察は整形外科での定期的な診察が最も適しています。

受診が遅れるとどのようなリスクがあるのか?

医療的な観点から見ると、受診の遅れは治療経過に影響する可能性があります。損傷した組織は、適切な固定・安静・リハビリを早期に開始することで回復が促されます。逆に放置すると、炎症が広がったり、慢性的な痛みや可動域制限(関節が動きにくくなること)につながるリスクがあります。
むちうちを例にとると、適切な治療を受けずに放置した場合、首の痛みや頭痛・めまいが数か月以上続く「慢性むちうち症」に移行することがあります。
早期に受診して状態を把握し、必要に応じてカラー固定・投薬・リハビリを組み合わせることが、回復への近道とされています。
また、法的・保険上の理由も重要です。
自賠責保険や任意保険で治療費の補償を受けるためには、事故との因果関係を示す診断書が必要です。受診が大幅に遅れると、「事故によるものか判断できない」と保険会社に判断されるリスクがあります。事故後はできるだけ早期(目安として2〜3日以内)に受診し、診断書を取得しておくことが望ましいといえます。

交通事故後に整形外科を受診する際、何を伝えるべきか?

整形外科を受診する際には、事故の状況と現在の症状をできるだけ詳しく伝えることが重要です。医師は問診・視診・触診に加えて、レントゲンやMRIなどの画像検査を組み合わせて損傷の状態を評価します。
伝えておくべき主な情報は、事故の日時と状況(追突・正面衝突・側面衝突など)、衝撃の方向と強さ、現在感じている症状(痛み・しびれ・頭痛・めまいなど)、症状が出始めたタイミング、既往歴(以前から首や腰に問題があったかどうか)です。
「事故後に受診した」という記録を残すことは、治療を進める上でも、保険対応を進める上でも大切です。
整形外科では診察の結果をもとに診断書を作成することができるため、加害者側の保険会社への提出資料としても活用できます。
受診をためらっている方も、まず「状態を確認するために行く」という気持ちで来院されることをおすすめします。


よくある質問

Q.交通事故後、何日以内に整形外科を受診すればよいですか?

 
できるだけ早い受診が理想で、目安は事故後2〜3日以内です。
症状がなくても、損傷が潜在している場合があります。
また、自賠責保険の適用においても、受診が大幅に遅れると事故との因果関係が認定されにくくなる場合があるため、早めの受診が重要です。

Q.むちうちは整形外科と整骨院、どちらに行けばよいですか?

 
まずは整形外科での受診をおすすめします。整形外科ではレントゲンやMRIによる画像診断ができ、骨折や神経損傷の有無を確認できます。
診断を受けた上で、医師の指示のもと整骨院(接骨院)でリハビリを行うという流れが、医療的に適切な対応です。
後々の診断書や後遺症診断においても医師の書類が必要になります。

Q.事故後しばらく経ってから痛みが出てきました。今から受診しても意味がありますか?

 
症状が出た時点での受診は、それからでも十分意味があります。遅れて痛みが出るのはむちうちでよく見られる経過です。
ただし、受診が遅れるほど保険対応が複雑になる場合もあるため、症状が出た際はすみやかに整形外科を受診し、現在の状態を診てもらうことをおすすめします。


交通事故後の身体への影響は、「痛みの有無」だけでは判断できません。整形外科専門医による適切な検査と診断が、早期回復への第一歩です。あわ整形外科クリニックでは、交通事故後の診察・診断書作成にも対応しておりますので、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
 
監修/あわ整形外科クリニック院長 阿波康成
整形外科専門医/骨粗鬆症認定/産前産後整形外科医
 

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