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整形外科コラム

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監修/あわ整形外科クリニック院長 阿波康成
整形外科専門医/骨粗鬆症認定/産前産後整形外科医
 

産前産後に足がしびれるのはなぜ?原因と対処法を整形外科医が解説


このコラムで学べること

⚫︎産前産後の下肢の痺れの原因
⚫︎整形外科受診のサインとタイミング
⚫︎日常生活での注意点

「妊娠してから足先がじんじんする」「出産後も脚のしびれが治まらない」——そんな症状に不安を感じているママは少なくありません。
産前産後の下肢のしびれは、ホルモンバランスや体重増加、姿勢の変化など複数の要因が重なって起こります。多くは自然に改善しますが、なかには整形外科的なケアが必要なケースも。
この記事では、原因・セルフケア・受診のタイミングまでわかりやすくお伝えします。

 
公開日2026年4月12日

産前産後の痺れはなぜ起きる?

妊娠・出産に伴う体の変化が、脊椎や神経・血管に影響を与えるためです。複数の原因が重なることも珍しくありません。

妊娠中に多い原因

 
坐骨神経の圧迫
大きくなった子宮が骨盤内の坐骨神経を圧迫し、お尻から太もも・ふくらはぎにかけてしびれや痛みが生じます(坐骨神経痛)。
 
腰椎への負担増大
体重増加と重心の前方移動で腰の反りが強くなり、椎間板や脊柱管への圧力が上がります。
 
リラキシンによる関節弛緩
出産準備ホルモン「リラキシン」が靭帯を緩め、仙腸関節や腰椎が不安定になり神経が牽引されることがあります。
 
浮腫による神経圧迫
むくみが手根管・足根管などのトンネルを狭め、末梢神経を圧迫することがあります。

産後に多い原因

産後の姿勢変化
授乳・抱っこで前かがみ姿勢が続き、腰部や頸部への負荷が増します。
 
骨盤底筋の機能低下
分娩による骨盤底筋のダメージが、仙骨・尾骨周辺の神経に影響することがあります。
 
手根管症候群
育児動作の反復で手や腕にしびれが出ることも多く見られます。
 
睡眠不足・血行不良
育児疲労や同一姿勢の長時間維持が末梢循環を悪化させます。

しびれの部位でわかることは?

しびれの場所は、どの神経や組織が影響を受けているかのヒントになります。
 
お尻・大腿裏・下腿のしびれ
坐骨神経痛の典型的なパターンです。腰椎の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄、または子宮による直接圧迫が考えられます。
 
足背・足底のしびれ
足根管症候群や腰椎由来の神経障害が疑われます。長時間の立ち仕事や浮腫がある場合に起きやすい部位です。また妊娠中は重心の変化により足関節にも負荷がかかりやすく、その結果発生することがあります。
 
大腿の前面・外側のしびれ
外側大腿皮神経の圧迫(感覚異常性大腿神経痛)によるものが多く、妊娠後期に腹部が大きくなると起きやすくなります。また骨盤前傾により神経が直接牽引されることも原因の一つと言われています。
 
足先・足指のしびれ
むくみや末梢血行障害、または複数の神経が関与するケースです。冷えを伴う場合は血液循環の問題も考慮します。

整形外科への受診はいつすべきか?

しびれが強い・長引く・動きに支障が出る場合は、整形外科への受診をお勧めします。
 
こんな症状があれば早めに受診を

  • 安静にしても改善しない
  • しびれが片側だけに強く出ている
  • 歩行が困難、つまずきやすい
  • 排尿・排便に違和感がある
  • 産後3ヶ月以上しびれが続いている

 
整形外科でできること

  • 問診・触診・神経学的検査による原因の特定
  • レントゲン・MRIなどの画像検査
  • リハビリテーション
  • 運動療法・骨盤ケア指導
  • 必要に応じた薬物療法(授乳中は要検討)

よくある質問

再生医療とは自分の細胞を再生させて機能改善を目指す手段の一つです

Q. 妊娠中の足のしびれは放置してもいい?

 
軽度で姿勢を変えると改善するものは経過観察が可能ですが、持続・悪化する場合は放置せず受診をお勧めします。まれに深刻な神経障害が隠れているケースもあります。

Q.産後いつごろまでしびれは続きますか?

 
産後1〜3ヶ月で改善することが多いです。ただし姿勢の乱れや育児負担が続く場合は長引くこともあり、産後3ヶ月以上症状が残る場合は整形外科への受診を検討してください。

Q.授乳中でも整形外科の治療を受けられますか?

 
はい、当院では対応しています。運動指導は授乳への影響がなく安全に行えます。薬物療法が必要な場合も、授乳に配慮した薬剤を経験豊富な医師が選択しますので、授乳中であることを初診時にお伝えください。

Q.坐骨神経痛と普通の腰痛はどう違いますか?

 
腰痛は腰部に限局した痛みですが、坐骨神経痛はお尻から太もも・ふくらはぎ・足先にかけてしびれや痛みが放散するのが特徴です。どちらも整形外科で適切に診断・治療できます。

Q.帝王切開後でもしびれは起こりますか?

 
帝王切開でも骨盤底筋への影響・術後の姿勢変化・育児による負担はあるため、経腟分娩と同様にしびれが生じることがあります。


監修/あわ整形外科クリニック院長 阿波康成
整形外科専門医/骨粗鬆症認定/産前産後整形外科医
 

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