整形外科コラム
medical Colum
アキレス腱が痛いのはなぜ?
アキレス腱の疾患について
- 階段で膝が痛くなる主な原因と疾患
- 膝が腫れるメカニズムと考えられる病態
- 整形外科を受診すべきタイミングの目安
『大阪市西区の整形外科 あわ整形外科クリニック』
アキレス腱の痛みを正しく知る
アキレス腱の病態とは?
アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつなぐ人体最大の腱で、歩く・走る・跳ぶすべての動作を支えています。この腱に生じる障害は、進行度によって3つに分類されます。
「アキレス腱炎」は腱およびその周囲に急性の炎症が生じた状態で、運動量の急増が主な引き金です。早期に適切な対処をすれば改善が期待できます。「アキレス腱症」は炎症が慢性化し腱自体が変性・肥厚した状態で、安静だけでは回復しにくく、リハビリや体外衝撃波などの積極的な治療が必要です。
「アキレス腱断裂」は腱が完全または部分的に断裂した最重症の状態で、断裂の瞬間に「バン」という音と激痛が走り、歩行が困難になります。
段階が進むほど治療期間は長くなるため、早期受診が重要です。
なぜアキレス腱は痛くなるのか?
アキレス腱障害の主な原因は「腱への過負荷の蓄積」と「組織の修復力低下」の二つです。急激な運動量の増加・ふくらはぎの柔軟性低下・扁平足による腱への不均一な負荷などが代表的なリスクファクターです。
加齢も大きな要因で、40代以降は腱の弾力性・修復力が低下し、同じ負荷でも障害が起きやすくなります。アキレス腱断裂が中高年の運動愛好家に多いのはこのためです。クッション性の低い靴や硬い路面での運動、急な坂道なども誘因となります。思い当たる習慣がある場合は、早めに整形外科での評価をおすすめします。
どのような治療が行われるのか?
アキレス腱炎の急性期は安静・冷却・消炎鎮痛薬で炎症を抑えることが優先です。この段階で適切に対処することが、アキレス腱症への移行を防ぐ最大のポイントです。
アキレス腱症には単純な安静や湿布だけでは限界があります。あわ整形外科クリニックでは体外衝撃波治療器を導入しており、変性した腱組織の修復促進をメスを使わずに行うことが可能です。リハビリでの遠心性収縮トレーニング(ヒールドロップ)との組み合わせが特に有効です。
アキレス腱断裂は手術療法または装具による保存療法を、年齢・活動レベル・断裂の状態を踏まえて整形外科専門医が慎重に判断します。いずれの場合も、その後の段階的なリハビリが回復の質を決定づけます。
リハビリで、再発しない腱をつくる
痛みが引いた後も「再発しないための身体づくり」が欠かせません。腱の柔軟性・筋力・バランス機能が不十分なまま活動を再開すると、再受傷のリスクが高い状態が続くからです。
あわ整形外科クリニックでは理学療法士が患者さんの活動レベルと目標に合わせた個別リハビリプログラムを提供しています。急性期の可動域訓練から、回復期の筋力強化・バランス訓練、復帰期の動作改善指導まで段階的にサポートします。「アキレス腱の痛みが長引いている」「繰り返している」という方は、ぜひあわ整形外科クリニックへご相談ください。
よくある質問
Q:アキレス腱炎とアキレス腱症は症状でどう区別できますか?
アキレス腱炎は発症間もなく、腱周囲の腫れ・熱感・鋭い痛みが特徴です。アキレス腱症は症状が数か月以上続き、腱の肥厚と朝や運動後の鈍い痛みが典型的です。ただし自己判断での区別は難しく、エコー検査を含む整形外科での評価が必要です。
Q.アキレス腱が断裂したとき、必ず手術が必要ですか?
必ずしも手術が必要なわけではありません。年齢・活動レベル・断裂の程度によっては装具固定による保存療法が選択されることもあります。断裂が疑われる場合は速やかに整形外科を受診し、専門医の診断のもとで治療方針を決めることが重要です。
Q.アキレス腱の痛みを放置するとどうなりますか?
アキレス腱炎の段階で適切に対処しないと、腱の変性が進んでアキレス腱症へと移行し、治療に要する期間が大幅に長くなります。さらに変性が蓄積した腱は断裂リスクが高まるため、「少し痛いけど歩けるから大丈夫」という判断が最も危険です。痛みが2週間以上続く場合や、運動後に繰り返し痛みが出る場合は、早めに整形外科を受診することをおすすめします。
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